はじめよう！令和時代の感染対策

術者も術者保護エプロンを着用することにより、患者さんの頭部がスクラブに接することが気にならずに処置できるようになりました。また、当院ではスクラブの下にアンダーウエアーの着用を禁止しています。理由は1日に何人もの患者さんを診る私たちのスクラブの袖が汚染されるからです。（デンタルワールド38号掲載）

Apple Dental Center
（東京都 西東京市）
歯科衛生士　花岡 佑み子

今後必要になる新しい感染対策 – 術者保護エプロン
「患者さんにエプロンを装着する」から「患者、術者共にエプロンを装着し診療を行う」へ。

① ディスポーザブルで衛生的に GOOD!
術者が装着し、患者さんごとに交換できるのは衛生的であり、簡易保護にも効果的と考えます。

② テープで固定のため、着脱が簡単
テープで貼るだけのため着脱が容易で、診療によりエプロンがずれる心配もなく診療に集中できます。

③ エアロゾルやペースト、切削粉から白衣を守れる
日常の臨床で白衣が汚れてしまうケースが多々あります。術者エプロンでは、それらから白衣を守ることができるのではないかと思います。また裏はビニール素材のため、エプロンから白衣へ汚れが滲み出る心配も少ないです。

④ 手から肘まで洗うことが可能
袖がないため、手指から肘までをしっかり洗い、消毒することができます。

⑤ 白衣から患者さんへの感染対策
診療時、患者さんの顔が白衣に近いため、白衣についたエアロゾルが患者さんに付着することも考えられますが、このエプロンを装着することでそのような感染を防ぐことができると思います。（デンタルワールド37号掲載）

医療法人社団　福田歯科医院（北海道函館市）
歯科衛生士　西山 まどか

待望の術者保護エプロン

この術者保護エプロンは患者さんの頭部などが触れたとしても、 肩で留めるだけなので患者さんごとに簡単に交換ができ、清潔な状態で 次の患者さんをお迎えすることができます。１人ずつ交換しても苦にならない手ごろなお値段も魅力です。
このエプロンは患者さんにも喜ばれると思います。前面で留めるだけで 首元のクリップを使わなくていいので衛生的ですし、保護できるエリア が広いです。換気をする時にサーキュレーターを使用することがありますが、3 点留めのタイプは風が私たち術者や患者さんにかかる時にエプロンが浮かないようにお腹の部分も留められます。 (デンタルワールド36号掲載)

フリーランス歯科衛生士
ミラクル DH 沢口 由美子

歯科衛生士通信　from Sweden
ーストックホルムのリナさんー

”術者エプロン”は、何年も前からどちらのクリニックでも日常的に使用し、患者ごとに交換しています。使用する理由ですが、なによりも患者さんの衛生のため、そして術者としての私自身を守るためです。クリニック内には色々なものが飛散しているので、服を介しての感染を少しでも防げればと思います。もちろん、マスクやグローブも患者毎に交換します。
“術者保護エプロン”に出会う前は、1 日に 1 回交換するユニフォーム以外に何も自分自身を守るものがありませんでした。大きなプラスチックのエプロンはあったのですが、患者毎に交換するにはコストがかかりすぎたり、暑すぎたり、エコではないということもあり、積極的には使えませんでした。このような術者保護エプロンがあって、とても助かっています。（デンタルワールド36号掲載）

歯科衛生士　Lina Brovold Fjerdingen

訪問診療における術者保護エプロンの使用

削るなどの処置はもちろんですが、往診でよく行なわれる口腔ケアの操作時でも、 術者への汚染物質の飛散リスクが高いと言われています。変則的に動きながらの処置が多いため、しっかりと身体に密着できる３点シール留タイプの方が訪問では使いやすいと感じました。その他、飛沫が飛散しやすい首元はエプロンの留める位置を調整して装着できるため、しっかりと保護でき安心でした。また、訪問では義歯洗浄をご自宅の洗面所や台所で行うことも多いのですが、その際の水跳ねもエプロンの裏が防水性の高いポリエチレンになっているためユニフォームへの汚染も気になりませんでした。 (デンタルワールド36号掲載)

医療法人社団　鳳愛会 荏原ホームケアデンタルオフィス （東京都品川区）
院長　郡司 明美