インプラント用イニシャルドリル『MDガイド』を使用してみて

MDガイドは４～5歯欠損程度までの比較的シンプルなケースに対してよりスピーディーに正確な位置と角度を決められるというのが特徴である。非常にシンプルな器具であるが、私たちの日々の臨床もよりシンプルにしてくれるツールであると感じた。(デンタルワールド29号掲載)

東京医科歯科大学インプラント外来(東京都文京区)
歯科医師　藤井 政樹

ＭＤガイドによりサージカルガイドを使用せずとも、
簡易に適正な位置への埋入ができる

このＭＤガイドはイニシャルドリルに補綴物の大きさを模したガイドがついており、スターティングポイントを設ける段階で、 方向や近遠心径を一目で確認することができ、最終補綴物がどのように出来上がるかもイメージできます。加えて、とんでもない方向に埋入し、上部構造を製作するにあたり苦労する、といったことも解消されます。また、咬合による負荷も長軸方向にかかることとなり、アバットメントやインプ ラントへの負担も軽減できるので、長期にわたり機能することが期待できます。勿論、隣在歯歯根の方向、骨の形態など 十分に考慮しなければならない点はありますが、このＭＤガイドによりサージカルガイドを使用せずとも、簡易に適正な位置への埋入が可能となります。（デンタルワールド26号掲載）

2 in 1 デンタルクリニック & ワークス（東京都千代田区）
院長　細谷 紀之

新しい発想から生まれたＭＤガイド
ドリル自体へ補綴に必要な幅を持たせる、と言う発想は今までにないものでした。

埋入位置を決めるには、サージカルガイドを作るか、口腔内でゲージによる測定をすることが当然と考えていましたが、 ＭＤガイドを初めて見た時にこのユニークな考えに驚きました。補綴物の大きさを考慮しながらフィクスチャーを埋入するには「これ以上簡単なツールはない」それがＭＤガイドです。

医療法人社団 真清会 緑ヶ丘インプラントセンター CT センター
藤本歯科医院（千葉県八千代市）
院長　藤本 真存